今まで好きな食べ物を聞かれたとき、
「キューリかアスパラ」と答えていたのですが
最近自分の好物は餃子だということに気がつきました。
何食べたい?と聞かれると、頭に餃子が浮かんでいます。
今まで生きてきた中で一番美味しいと思った餃子は、
おばあちゃんちの家の前にあった餃子屋さんの餃子で
餃子の中の具はとても細かく刻まれていて何が入っているのか分わりません。
でもきっと、キャベツの率が高くて、食べると野菜の汁がジュワッと出てきます。
「何食べたい?」って聞かれると、
「おいしいもの」って言ってしまいます。
でもおいしいものなんてものはないんじゃないかと思います。
でもおいしいものってたくさんあるのだと思います。
一緒に食べる相手が好きな人であれば
何でもおいしく感じてしまいます。
食べたくなった時に食べるものは
おいしく感じてしまいます。
嬉しいことがあると
何でもおいしく感じてしまいます。
心をこめて作ってくれたものは
何でもおいしく感じてしまいます。
おいしさはきっと
舌だけで味わうものではないのだと思います。
心のこもったものや、思い出の詰まったお料理は
何だかおいしく感じてしまうのです。
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