2012年10月5日金曜日

「 じぇんとるマン 」


先日、バイト中に静かな感動を覚えました。

私が働いているバイト先は居酒屋なのですが、
色々なお客様がいらっしゃいます。
居酒屋はお酒が飲めるわけで、アルコールが入れば楽しくなってしまうし
ドンチャン騒ぐところだと私は思っていました。

でも、その日宴会予約で入っていたお客さんは、
とてもとてもお上品にお酒を召し上がられていったのです。


それは、9名のスーツを着たおじさま方でした。
飲み放題だったので、お酒はわりと頼まれていました。


おじさまA:「すみません 」

わたし:「はい」

おじさまA:「 ビールをふたつお願いします 」

おじさまB:「 あ、では私は味を変えようかな。カシスオレンジを一つ 」



その言い方は、酔っぱらいのオラオラオラという言い方ではなく、
とても自然で、店員、客、偉い人とか、お金を払っている人とか
そう言う感じが全くただよっていませんでした。

出されたお料理を一つ一つきれいに召し上がられ、
空いたお皿をこちらが何も言わなくても下げてくださる。

その空間だけが、居酒屋なのに居酒屋ではなく
高い料亭でもあるような雰囲気が漂っていました。




とても素敵だなーって、その日はいい気持ちで帰りました。
育ちがいいってこういう人たちのことを言うのかなって思いました。


わたしは酔うと、
オラオラ酒もってコーイ!ってなっちゃうので、
あの、おじさま方くらいの年齢までには、
じぇんとるウーマンになりたいなぁーって思いました。




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