2013年4月26日金曜日

「 しがつ 」

《 各月の気持ちグラフ 》(グラフになってないけど)


1月 目標をたてたりと気合いを入れるが 結局空回りしている月

2月 寒くて力をふりしぼらないと元気が出ない 中途半端な気持ちになりがちな月

3月 何もしないで なんとなく終わってしまう月

4月 何もしないでいても やる気が湧いてくるグイグイいけちゃいそうな月

5月 努力して 地道に歩く月

6月 いつもいつの間にか 終わっている月

7月 夏を感じて気持ちが上昇する 一年で一番気合いが入る月

8月 何か仕出かしたい気持ちになる 何でもできそうな気がする月

9月 秋の風を感じる度に 何か大事なことを忘れている気がする月

10月 金木犀のにおいを嗅ぐと 運動会がしたくなる月

11月 いろんなことをごまかして過ごす月

12月 やり残したことを一気に片付けようとがんばれる月 わりと大好き




さぁー 来月は、地道に歩くよー!


* * * * * * * *

2013年4月19日金曜日

「 生牡蠣 」


むかし 友達の家で
友達のお母さんが生牡蠣を食べていた
パックで売ってる 生食のやつ

生まれて初めて見た 生牡蠣を食べてる人


つる〜んと飲むようにひとくちで
口の中で噛んでいるのか いないのか
どうなっているのか わからない



「 食べる? 」



と言われたけど 断ってしまった
牡蠣はカキフライでしか食べたことがなかった
食べてみたいとも思ったけど なんかこわいと思ってしまった




初めて生牡蠣を食べたのはいつだろう
もう覚えていないけど 美味しいってわかった


でもある日 牡蠣を食べたその夜中
頭のてっぺんから足の先まで痒みが走った
気が狂いそうな 痒み アレルギー反応だ


その日からもう 生牡蠣を食べていない
食べたいなー 食べたいなー と思うけど
あの痒みを思い出すと食べれない






あの友達のお母さんは
今でも生牡蠣を食べているだろうか
つる〜んと飲むようにひとくちで



生牡蠣は、
生まれて初めて見た 生牡蠣を食べてる人 の味がした

衝撃的な大人の味だった






「 食べる? 」




「 食べれないけど、食べます 」




* * * * *

2013年4月18日木曜日

「 せ り ふ 」

セリフがかけなくて困っている。

キャラクターがわかっていれば、
自然に出てくると思い込んでいた自分が甘かった。
そのキャラクターすらも、言葉で説明することができない。

まずはキャラクター設定をこと細かに書くのだ!と、言われた。

書け!!書き出すのだ!上手にかこうとしなくていい!
書くのだ!!

ハイっ!せんせいっ!

そして次に、どんな世界観で描きたいのかが決まらない。
シュールも違う、ギャグでもない、ちびまる子ちゃんでもない
サザエさんでもない、クレヨンしんちゃんでもない、


わたしは、わたしは…

「不眠症くん」にしたいのだっ!!!


頭がはちきれそう…な程、脳みそが入っていない…
頭の中は いつも風がすーすーと通り抜けている。
そしていつも雲が広がっていて、脳天気ではない。


ばか!!!

と言われたとき、いつもこう言って自分を励ましている。



“ それでもわたしは生きている ” と




今日もわたしは前向きに、
希望と絶望の狭間を歩きます。

旅はこれから


* * * * *

2013年4月11日木曜日

「 絶望 」

知人に今描いている漫画を見せたら
「つまらない」と言われた。

自分では自信があるつもりで描いていたのでびっくりした。

自分の自信なんてものは、あてにならないと思った。
それは自分という世界だけのものだった。

でもその知人は、こと細かく
ここをこうしたらいい とアドバイスをくれた。
そういうところを尊敬している。


昔、高校の美術の先生が教えてくれた。


小さい絵を描いたら 大きい絵を描きなさい

大きい絵を描いたら 小さい絵を描きなさい


これは、絵の技術のことを言っているようにもとれて、
自分と絵との距離(向き合い方)を言っているようにもとれた。
(てっちゃんって先生。いい先生だったなぁ。)


一人で考え描いているもんだから
気がつくと、独りよがりで描いてしまっている。



そして、その独りよがりを
人様に指摘されたとき、始めて独りよがりであったと自覚する。

そして、それはそれは、絶望的になる。

オー マイ ガー !!! と心の中で叫んでいる。

でもそういうとき私は、
絶望ということを全身全霊で受け止める。
今わたしは救いようのない絶望の中にいる。
底の底で背中を地べたにくっつけて倒れている。
これ以上、下にはさがれない。


でも… そこからが面白いのだと知っている。



これ以上、下にはさがれない。

これ以上、下にはさがれない?

もしや、これ以上、下はない?


やったー!あとは上に上がるしかないぜーー!!
となる。




私は、たくさんのいいわけで傷をふさぎ立ち上がる。


自分の自信なんてものはあてにならない
とはじめに書いたけど、自分が良いと思うものは信じている。
描きたい気持ちが消えない限り続けていけると信じている。
そういう種類の自信も持っていいじゃないか。

だって、誰も褒めてくれないもんだから、
自分くらい良いって思ってないとね。しんじまうで。


レツゴッ!


* * * * *

2013年4月9日火曜日

「 おはようござる 」

昨日は小学校や中学校が入学式だったようで、
ピチピチの新入生の姿をちらほら見た。
いいなー いいなー いーー なーー

新入生、新学期、新社会人など
4月は色々と新しいことが始まっていいなと思う。

私も何かに新ってつけたいなと思ったので、
新2年生になったことにしました。


漫画家浪人新2年生おめでとう。

また一年がんばりましょう。


ピッチピチやで

* * * * *

2013年4月4日木曜日

「 うんこが出たら治ったね 」



風邪をひいたとき、

「うんこが出たら治ったね」って言われなかった?

って聞かれて。



言われたような気もするし、
違ったような気もするんだけど。


うんこ ってところがいいなと思って。

うんこ ってすごいなとも思った。



* * * * * *

2013年4月1日月曜日

「 ネリケシ 」


小学生の頃、クラスでネリケシが流行っていた。
ビヨーンてのびる消しゴムのこと。

昔は駄菓子屋さんとか文房具屋さんで売っていて
色付きとか匂いつきとかがあった。

先生が、「ネリケシを持ってきちゃいけません」
と注意するくらいネリケシが流行っていた。


うちは、お小遣いのない家だったので、
私はネリケシを自分で作った。


でも小学校では、ネリケシを持ってきちゃいけないって言われて
何だかいけないことのような気がしていたので、
親にバレないようにこっそり隠しながら作った。


作り方は簡単!消しゴムのカスを集めて入れ物にいれ、
水のりを足して、混ぜて乾かせば出来上がり。
これでネリケシの完成!
だと思っていたのだけど、仕上がりはイメージと違った。
もめば伸びると思ったので一生懸命もんでみた。
でも、消しゴムのカスとノリは混ざり合ってはくれなかった。

わたしの作ったネリケシは、
綺麗な色や、いい匂いのするものではなく
消しゴムのカスを水のりで固めただけの、ただのゴミでしかなかった。

その時のショックと言ったら、もう。



大人になってからも、よくこんなことを言われる。
「考えればわかるでしょ?」でも私はなぜかわからない。
やらなくても分かる人はすごい。なんで分かるんだろうと思う。

勉強してこなかったからわからないのかな。
経験かな?知識かな?どんだけ自分は足りていないのかな。


でもこれは、暗い話がしたかったのではなく、

子供の頃の私。

消しゴムのカスを集め、のりを流し込んでいるときの顔は
自信と希望に満ち輝いていたに違いない。
誰がなんと言おうと、自分は出来ると信じている。
結果なんて分からないよ。私はやってみないと分かんない。

分かんないからやっているのかも。
そっか、分かんないんだ。

わたし、よくわかってないからやれるんだ。
なんて良い頭なんだろう。


ラッキー


* * * * *