「何食べたい?」と聞いて、
「美味しいもの」と答える人がいますが、
美味しいものは世の中にたくさんあります。
でも、コレ食べたーい!!! って時に食べる
コレに勝る美味しいものはないと私は思います。
先日、突然トマトソースのスパゲティに
とろけたモッツァレラチーズを入れて食べたくなりました。
その後すぐ作って食べたスパゲティは、普段の「今夜はスパゲティにしよう」
というスパゲティには比にならないくらい美味しかったです。
しかしこの、コレ食べたーい!!!って気持ちには
賞味期限のようなものがあって、
それを過ぎるとベストな状態で美味しく頂くことができません。
ちなみに今私の中で賞味期限が切れている食べ物はミョウガです。
昨年の夏は、食べたくて食べたくて仕方なくて、
自分で育てるようになったくらいでした。
でも今は、スーパーで見かけてもピクリとも心が動きません。
また、
現在ひそかにコレ食べたい!!! と
足音を立てている食べ物があります。
それは、ラッキョです。
軽く塩漬けにされたラッキョです。
母が漬けたものが理想的です。
これを刻んでお醤油と味の素をパラッとかけて白いご飯で食べる。
あまり、リアルに想像しすぎると、
食べたい気持ちが押さえきれなくなるので控えめに想像しています。
旬で食べるのが一番美味しいのでそれまで我慢です。
でも時々発作のように、食べたくなってしまいます。
そんな時は、ラッキョに思いを寄せて、心の中でこう言います。
「 待ってるからね 」
「 早く、食べたいよ 」
という訳で、
「何食べたい?」って聞いた時に、
「美味しいもの」という漠然とした返事をしている人は
ある程度の美味しいものしかその時は味わえないということです。
そして、「美味しいもの」は人それぞれ違います。
「美味しいもの」=「特定の食べたいものがありません」ということだと思って、
自分の食べたいものを美味しさをそそるように提案することが、
その人を「美味しいもの」へ誘導できる良い方法なのではないかと思うのです。
へー
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