2014年10月12日日曜日

「 気持ち悪い笑顔 」



先日、気持ちの悪い接客に出くわした

とても親切丁寧な対応をしてくれていても
その顔があからさまに作り笑顔だった

目を細め、頬をあげれば
笑顔が作れると思っているような顔だった
見ていてとても気持ちが悪く
こちらの顔が真顔になってしまう

そんなに常に笑顔でいる必要はあるのだろうか
会社から笑顔で対応しなさいと言われているのだろうか

不満やストレスがたくさん溜まっている顔をしている
それが作り笑顔の裏側からひしひしと伝わってくる

気分も悪いし気の毒だとも思う



昔出会った、心に残る接客を思い出した

たしか場所は浅草橋だったと思う
私は買い出しの合間にお腹がすいてご飯やさんに入った
そこはとてもとても混んでいてわたしは少し待たされた
しばらくしてせまいカウンター席に案内された
メニューを選んでいると定員さんが近づいてきた


「広い席が空いたけど移動しますか?」と定員さん
わたしは「ここでいいです」と言った
そしたらその人は「それならいいです」と言った


そのときのその人が全く何も演じてない素の状態だった
普段のその人となんら変わらなさそうに見えた
丁寧さはなかったけど妙に心に残る接客だった




私は間違った捉え方をしている日本の丁寧なおもてなしが苦手だ
なんとかならないもんかと思う

気持ちのいい接客がもっと浸透したらいいと思う
その為には、働く側もお客側も人と対話するときの
本当の気持ち良さが何なのかを知る必要がある




こんなことを言っている普段の私は大抵作り笑顔
笑顔でいれば何とかなると思って生きている

でもできれば、気持ちの悪い印象は与えたくないので
作り笑顔だとバレないよう
日々笑顔のクオリティをあげていきたいと思う

そして本当に気持ちのよい接客とは何かを
追求してもいきたいと思う

* * * * *

3 件のコメント:

  1. 私も日々気持ち悪い作り笑顔で仕事してます。ふふ。

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    1. それはそれはお気の毒におつかれさまです
      作り笑顔の写真集があったら面白いね

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    2. いやー、それ辛いなー。わたし、笑えなかった写真なら多々あるなあ・・・

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